登録カテゴリー:生活意識(ライフプラン)
2019年 親の財産管理と金融リテラシーに関するシニア世代の意識と実態
株式会社明治安田総合研究所(社長 永田 康弘)は、2019年3月に現在配偶者がいる全国の男女5,225人を対象として、「財産管理に関する実態調査」を実施しました。
令和の時代、高齢社会の最前線を走る日本において、加齢による認知・判断能力の低下、心身の機能の衰えに伴って、高齢の親自身が財産管理を十分に行なえなくなった場合の対応が課題提起されています。本リリースでは、シニア世代の親の財産管理や金融リテラシーに関する意識と実態について最新の状況をご紹介します。
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主な内容
親の預貯金を把握している人
- 男性 50代後半37.6% 60代前半51.9% 60代後半63.7%
- 女性 50代後半40.1% 60代前半50.6% 60代後半50.5%
親の預貯金や財産の一部でも管理や管理の支援をしている人
- 男性 50代後半17.6% 60代前半25.5% 60代後半32.6%
- 女性 50代後半16.8% 60代前半24.0% 60代後半29.1%
親の財産の管理・管理の支援をする理由となった親の状態
- 「ATMの操作・利用に支障が出てきた」
認知症の兆候がない親が1人でもいる人の場合 21.2%
認知症の兆候がある親しかいない人の場合 42.2% - 「入院または介護施設に入所・入居した」
認知症の兆候がない親が1人でもいる人の場合 27.4%
認知症の兆候がある親しかいない人の場合 54.2%
親が認知症と診断されていて、成年後見制度や家族信託を利用している人
- 成年後見制度と家族信託両方知っている人 22.5%(うち家族信託利用14.1%)
- 成年後見制度のみ知っている人 6.8%
- 成年後見制度と家族信託両方知らない人 4.3%
今後、親が認知症と診断される前に、任意後見制度や家族信託を利用したい人
- 男性 50代後半19.5% 60代前半17.3% 60代後半20.0%
- 女性 50代後半28.5% 60代前半28.8% 60代後半39.2%
金融リテラシーの理解度が高い人(夫婦の金融資産額別)
- 1000万円未満 夫51.4% 妻32.4%
- 1000万円以上2000万円未満 夫68.1% 妻45.8%
- 2000万円以上3000万円未満 夫77.2% 妻55.9%
- 3000万円以上 夫85.6% 妻76.9%