登録カテゴリー:生活意識(ライフプラン)
2015年 「女性の相続と財産に関する調査結果概要」
明治安田生活福祉研究所は、「女性の相続と財産に関する研究会」(座長:上村協子東京家政学院大学教授)において、全国の40歳代~60歳代の男女を対象に「相続と財産に関する調査」を2015年3月に実施いたしました。(有効回答数4,800名:相続経験あり2,400人、相続経験なし2,400人)
相続が大きなライフイベントであることに着目し、男女比較を中心に、「相続の意向」、「介護と相続」、「相続の実態」、「相続対策」の4点から女性の相続を取り巻く動向についてまとめました。
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主な内容
相続の意向(88年調査との比較)
- 財産を「遺せそうにない」「遺すつもりはない」と考える者が大幅に増加
- 子どもに遺したいものは男女で異なる!
- 「世話をしてくれた子どもに遺す」から「子どもに平等に遺したい」と考える傾向へ大きく変化
介護と相続
- 介護は“女性に依存”する傾向―「嫁」や「娘」が携わるケースが多い
- 女性は男兄弟よりも相続で不利!?最も多くの遺産がもらえる可能性は兄や弟の方が高い
- 自宅での家族介護は揉め事の原因!?父の介護が長引くと揉め事も増える傾向
相続の実態
- 両親から相続したものは男女ともに「預貯金、有価証券」がメインへ
- 一人だけの相続から、兄弟姉妹全員で平等に相続する傾向に
- 男性の5人に1人、女性の4人に1人は相続放棄を経験
相続対策
- 60代では、相続税対策を講じている者・するつもりの者は3人に1人
- 女性の方がスムーズな遺産分割のための対策を検討